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vol.14

モヒカンらーめんの作り方

「日々雑感」

衝撃の出会いは「毎度〜」から始まった。「毎度〜」ひょいと現れたのは、これまで出会ったことのないタイプの営業マンでした。いわゆる“営業マン然”とした雰囲気はまったくない。ザ・博多のおいちゃん、という風情です。開口一番こう言いました。「うちの麺がモヒカンさんのスープに合うかどうか、試食したいっちゃけど……今日もう3軒目なんすよね」売る気があるのかないのか分からない、その正直すぎる一言に思わず笑ってしまいました。ところが――。モヒカンスープにその麺を合わせた瞬間、空気が変わりました。まるで りくりゅう が初めて氷上で呼吸を合わせたあの瞬間のような、雷が落ちたかのような衝撃。麺屋さんの箸は止まらず、そのまま完食。「こりゃ合いますバイ!完食できるとは思わんやった!正直、久留米のスープには合わんやろうって思うとりました」そう言って大きくうなずいたあと、続けてひと言。「試食終わったので、生ビールば良かですか?」生ビールを三杯。ホルモンも平らげて、颯爽と帰っていきました。あの日の“衝撃の出会い”から、気づけば約25年。いまも変わらず、共に歩ませてもらっています。商売は、理屈や営業トークだけでは動かない。人と人との呼吸が合ったとき、そこに本物のご縁が生まれる。まだまだ麺屋さんとのエピソードは尽きません。続きは、また来月。


Vol.13

モヒカンらーめんの作り方

「ニコニコして近づいてくる人編 ①」

あれはモヒカンを創業して半年ほど経った2001年頃でした。オープンしてからも、日々スープやカエシ、具材を微調整しながら自分の納得行くラーメンを模索していたのですが、どうしても使っている麺に納得ができず、でも自分の理想の麺が久留米市内で手に入らなくて、自家製麺も独学でやり始めていた頃、常連客で某福岡市内のラーメン店の店長さんが「うちの麺使ってみる?」とわざわざ持ってきてくれました。それが見事!ドンピシャ!モヒカンのスープに馴染む、理想の麺でした。翌日その麺屋さんに速攻問い合わせて「ぜひ売ってくれ!」とお願いしました。誰にでも卸すわけじゃないって感じで一度お店に行きますねという返事でした。そこで現れたのが表題にも書いた私にとって、「ニコニコして近づいてくる人」は、私に商売のいろはを教えてくれた師匠ともいえる人でした。続く

モヒカンらーめん味壱家店主 於保 貴久
名称モヒカンらーめん 味壱家(キッチンカー)
博多オフィス092-409-0039
連絡先obokky01@gmail.com / 090-8222-2005
★出店依頼は担当おぼ まで