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宮原先生のむし歯のキモチ⑤

年度の変わり目のこの時期、新生活を控えてなのか歯列矯正のご相談をよく受けます。歯列矯正の主流は大きく二つあります。一つは従来からある、歯の表面に留め具を付けて金属のワイヤーを張り巡らし、その弾性力を使って歯を動かす方法(ワイヤー矯正。)もう一つは透明な薄い樹脂でできたマウスピースを使って歯を動かす方法(マウスピース矯正)。いずれの方法も、数か月~数年にわたって持続的に弱い力を歯にかけ続けることで歯を少しずつ移動していきます。

私はワイヤー矯正はほぼ止めて、近年はほぼマウスピース矯正オンリーです。その理由は大きく二つ。一つはワイヤーほどの強い矯正力(強制力?)を持たないから。今のあなたの歯の位置には理由があります。出っ歯・受け口・乱ぐい歯・八重歯など、あなたが気に入っていようといまいと、歯にとっては今の場所が居心地がいいのです。居心地がいい場所から理由もわからず見知らぬ場所へ移動させられたらあなたはどうですか?まずは抵抗するでしょう?そして元の場所に戻りたくなりませんか?歯は本来一本一本動きやすさが違うのですが、動きにくい歯にとっては、ワイヤーの力はやや暴力的に働きます。また、固定式のため、持続的に歯を動かし続けることにより良くも悪くも確実に歯は動きます。その点マウスピースにはそこまでの強い矯正力がなく、ご自身での着脱になるので動きにくい歯はよくわかるのです。動きにくい歯を検証すれば、その歯が動きたくない理由が体全体に見つかります(呼吸や姿勢や他もろもろの問題)。歯並びだけを整えるのではなく、全身の問題に取り組むためにも当院ではマウスピースを主にしています。

もう一つは、患者さん自身が参加するべきだと考えるから。ワイヤー装置を施すのは歯医者の仕事。患者さんはせいぜい矯正中の口腔ケアを徹底するくらいです。着脱式のマウスピースであれば、熱心に励めば早く動き、装着を怠けた分は結果として患者さんに返ってきます。歯の動きやすさは一人一人、一本一本違いますから、当院では巷で主流のマウスピース矯正と違い筋肉反射検査を用い動かす歯の順番や移動量、歯がそうなっている原因について患者さん自身と話し合い、体の使い方のアドバイスなども交えつつ私自身が製作いたします。気になった方は一度お話会に参加なさいませんか?

宮原歯科医院 院長 宮原 猛
福岡県久留米市大石町338
TEL.0942-32-9199
◎当院は自由診療のみ行っています。診療の前にあなたの悩み・望みをまずはじっくりお聞かせください。お話会も毎月開催しています。詳細はHPをご覧ください。