【佐賀市長・町長インタビュー】 vol.14 多久市
『緑園に輝くまち多久~時流を感じる文教・安心・交流・協働のまち~』
多久市には、「孔子」を祀る国重要文化財「多久聖廟」があります。約300年続く伝統行事「多久聖廟釈菜(たくせいびょうせきさい)」は春と秋の年に2回開催しています。市職員扮する伶人による雅楽の演奏のなか、市長が献官に、そして市議会議長、教育長、市内義務教育学校校長などの祭官が孔子の道徳を讃え、礼拝と供物奉納を行います。学問の都市として教育が根付いている都市なのです。年に1回、論語カルタ大会も開催しています。炭鉱の町としても栄えていましたが、昭和47年、最後の炭鉱所がなくなったことでだんだんと人口が減っていきました。小さい都市だからできることとして、同じ仲間たちで学んでほしいという想いから、市内全域小中一環教育にも取り組んでいます。交流人口や移住人口を増やしていきたい多久市は佐賀のちょうど真ん中に位置して近隣にもアクセスは抜群でとても住みやすい都市です。多久駅、中多久駅、東多久駅という3つの駅があり交通の便がとても良いのです。子育て支援に力を入れていますが、子どもをたくさん産んでもらいたいというプレッシャーを与えるような支援にはしたくありません。生まれてきた子どもたちを大切に、そして多久市で子育てしたいと思ってもらいたいです。今年度から多久市内在住のすべての子どもの保育所・認定こども園の保育料は無償になります。これは佐賀県10市の中で多久市が唯一の取り組みになります。また、多久市内在住の小学校に入学する(新1年生の)子どもたち全員に、新入学セットをプレゼントしています。さらに、注目してもらいたいのが無料で利用できる「多久市児童センターあじさい」です。年間3万人ほどの利用者があり、市外からも多くの親子に利用してもらっています。この施設内には、ファミリーサポートセンター、発達障害児等療育訓練事業など、6つの子育て支援の事業所が入っていて、子育て中のお父さん、お母さんの悩み事や困りごとを様々な角度からケアできるようになっています。木の遊具も人気なんですよ。
多久市は地域おこし協力隊など市民団体が盛ん「活躍し隊」という団体は、子どもたちに、「今やりたいこと」をアンケートとって、イベントを企画しています。まちの人たちがとにかく元気で、みんなで子どもたちを育てている感じです。小さな都市だからまとまりやすく、色々なことができているのだと思います。
これからのこと多久市が元気に活発な都市になってほしいです。今年企画しているイベントもたくさんありますので、いくつかあげさせていただきます。まず婚活のイベントを仮想空間で行う予定です。若い世代の意見を取り入れて実現に向けて動いています。また、「九州クライミングベースSAGA」という九州で唯一、スポーツクライミングの種目すべてに対応し、国内最大級の張出(11m)と傾斜を持つリード壁(高さ15m)を有する国際基準の複合施設があります。この施設を活かし、ここでeスポーツ大会を行う予定です。そして、10年前くらいから「ウォールアートプロジェクト」をスタートさせています。現在約80箇所の市内の色々な施設の壁にアートが描かれています。今年100箇所達成を目指し、もっと観光スポットとしてPRしていきたいです。アートをめぐるスタンプラリーをしても面白そうです!他にも、西渓公園のもみじの木を整え、中央公園には桜の木を増やす予定です。長い期間の作業にはなりますが、公園を整え直し、今後観光地として更にアピールしていきたいです。多久市はどんどんパワーアップしていきます!お楽しみに!
多久市おすすめスポット
夏の風物詩。東西二基の美しい人形山笠と、高さ6mもある提灯山笠が、多久駅前大通りを約1kmにわたり練り歩きます。
0〜18歳対象の無料の室内と室外の遊び場。木の遊具や多目的スペースがあり、子育て相談も可能です。
造り酒屋だった歴史を生かし、古い佇まいの中で食事を楽しめる蕎麦処レストラン。江戸前の蕎麦、天ぷらが味わえます。
宝永5年(1708)、多久茂文が孔子像を安置し、領民に「敬」の心を培わせるために建てられました。国指定重要文化財です。